外因性精神病

【外因性精神病 】

身体的な障害ないし疾患にもとづく精神病状態の総称。精神障害の原因は,心因性,内因性,外因性の三つに大きく分けて考えられています。心因性とは心理的な原因をさしており,内因性は,統合失調症の原因がそうであるように,遺伝的素因がある種の役割を果たしていると思われるものの,まだ原因不明性であるという意味が込められています。これに対して外因性とは,脳の器質的変化(外傷,炎症,血管障害,腫瘍など)や脳以外の身体疾患(感染症,代謝疾患,内分泌疾患など),あるいは中毒性疾患といった器質的な原因を意味しています。