眼圧測定

眼圧とは
眼圧とは眼の硬さのことをいいます。眼球内には水(房水)があり、水(房水)の産生量と排出量によって硬さのバランスを維持しています。水(房水)の産生量が排出量を上回ると眼球を外へ押し出す力が強い状態(眼圧が高くなる)となり、眼球は硬くなります。眼圧が高くなると目の神経(視神経)が圧迫されます。それにより目の神経(視神経)がダメージを受け視野に影響が出た状態となることがあります。緑内障はこのような状態で発症した病気です。
それとは逆に眼圧が低くいと眼球は軟らかい状態となります。眼圧が低くなると眼球が委縮し網膜にしわが寄り、見え方が悪くなります。
眼圧の値を知ることで
眼圧の値を知ることで、緑内障をはじめとする疾患の診断・治療においてとても重要であるといえます。したがって、眼圧検査は疾患の診断・治療のうえで不可欠な検査といえます。
緑内障のほかにも、眼圧を上昇させるステロイド薬の使用や、レーザー治療や手術によって眼圧が変動している場合は、眼圧の値を確認することが必要です。眼圧と聞くと血圧と関係があると思われる方がいますが直接は関係ありません。
眼圧の測定は一般的に、測定器械の顎台に顎を乗せて頂き、目に風を数回当てて測ります。痛くはありませんが、風が目に当たった瞬間ビックリする方もいます。